症例紹介

2015.02.13

犬の緑内障

緑内障は徐々に視野が欠けていく病気です。

 

初期には自覚症状がなく、症状で気がつくのは病気がかなり進んでからです。

症状の一つには「強い痛み」があり、「頭の中心部をハンマーで殴られるくらい」と形容されるほどです。

また、「眼球の大きさ」「白目の赤み」「眼の痒み」などで気づくこともあります。

「視覚障害」に気づくのは、ほぼ失明に近くなってからで、欠けてしまった視野は元に戻すことが出来ないので、定期的に検査を受け、早期発見、早期治療することが大切です。

 

緑内障の原因

 

眼圧が上がることによって視神経が圧迫され、視覚障害から失明をする病気です。

 

緑内障の治療 ~レーザー治療が有効な場合もあります~

 

眼圧を下げることで病気の進行を抑制します。

 

 

 

1.眼圧を下げるためにはまず点眼薬を使います。

 

 

2.点眼で効果が不十分な時はバイパス手術を行います。

しかしバイパス手術は他の眼科手術に比べて危険な感染症を起こす可能性がやや高く、難しい手術です。

 

 

3.半導体レーザーによる「経強膜毛様体光凝固術」というレーザー治療があります。

治療はほとんどの場合、軽い鎮静と点眼麻酔で行い数分で終了します。

痛みはほとんどなく、入院の必要もありません。

研究報告によると50~70%に治療効果があるとされ、効果は1年以上持続します。

効果が減弱した場合には再度のレーザー照射を行います。

 

<ケース1>

 

アメリカン・コッカー・スパニエルのLちゃん14歳

引き取って飼い始めた頃から目の持病がありましたが、最近急に目が大きくなってきました。

目が赤くなって片方の目は今にも飛び出しそうです。

飼い主さんも、急激な変化にびっくりし来院されました。

 

 

眼圧は85mmHg 、正常値を大きく超えています。(正常眼圧25mmHg)

数種類の点眼薬を使い、病院内で眼圧を下げる処置を施しましたが改善しません。

直ちにレーザー治療が行われました。

 

レーザー照射を行うところ

レーザー照射を行うところ

 

 

 

 

 

 

急性緑内障では、痛みのために目を触ることを極度に嫌がることがあります。

今回も鎮静をかけて処置しましたが、数十分後には歩いて退院しました。

IMG_5400

翌日には、見違えるように眼圧が下がり、痛みも引いた様子です。

 

 

点眼薬で効果が不十分な場合、または何らかの原因で点眼薬を使えない場合、手術に踏み切る前にレーザー治療は試してみる価値のある方法です。

 

アニコムなどのペット保険も適用される治療です、犬の緑内障でお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

 

参考文献:日本獣医師会雑誌Vol. 56 (2003) No. 4 P 255-260

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