症例紹介院長のブログ

2022.05.10

子犬のうちに!
乳歯遺残の抜歯と矯正治療

乳歯遺残について

人間と同じく、犬猫も歯が生え代わります。 小型犬ではとくに、犬歯の乳歯が残ってしまう症状「乳歯遺残」が多く見られます。

犬も猫も永久歯が生えそろうのは生後6ヶ月ほどです。
何らかの原因で乳歯の脱落が遅れると永久歯が別の場所に生えてきてしまいます。
その結果、他の歯や口の中に外傷をおこすことがあります。
こうした乳歯遺残はトイ犬種に多く、最も多く見られるのは犬歯の乳歯遺残症です。
上顎犬歯の永久歯は乳歯の前方、下顎犬歯の永久歯は乳歯の舌側に生えてきます。
乳歯遺残は歯肉炎や歯周疾患の原因になります。
また、下顎ではベースナロー(下顎の狭小)と呼ばれる状態になり、重度では下顎の犬歯が上顎に突き刺さることもあります。

乳歯遺残の治療

乳歯の抜歯は非常にデリケートな歯科手術のため、全身麻酔下で行います。
去勢手術や避妊手術と同時におこなうと動物のからだにかかる負担も少なく経済的にもリーズナブルになります。
適切に乳歯の抜歯を行い矯正を施すことで、ベースナローのような咬合不全も改善されてきます。 

 

乳歯遺残の症例紹介

モデルは我が家の息子マルクスです。 今日は朝ご飯抜きだよーー。

 

 

なんで~? おなかすいた~。
ちょっと遅かったのでベースナロー気味、、、。 ついでに簡易矯正もしてみました。


マル君、お疲れ様!

早くご飯くれ~

早くご飯くれ~

乳歯の治療など、犬猫の病気の治療をどうすれば良いか分からない場合は、いつでもご相談ください。

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犬も歯が抜け代わるの・・・・?
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この記事を書いたひと

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武信

浜松家畜病院院長

飼っている動物:大型犬2匹、小型犬2匹
趣味:音楽鑑賞・キャンプ
性格:まとめ上手

【メッセージ】
子供の時から動物好き、獣医師である祖父に憧れて、今に至ります。
はじめて担当した患者さんがガンで悩んでいたことから、腫瘍専門の獣医師に。
動物の病気に悩んだ時は、気軽に相談してください、一緒に考えます。

    このブログの監修

    武信行紀(たけのぶゆきのり)浜松家畜病院院長

    武信行紀(たけのぶゆきのり)

    治療方針:恩師の言葉である「慈愛理知」(慈しみと愛をもって動物と飼い主に接し、理論と最新の知識をもって診療に当たる)を胸に、人と動物の絆に貢献します。

    経歴:

    • 鳥取県鳥取市出身
    • 1999年 麻布大学獣医学科卒業
    • 2005~2009年 麻布大学腫瘍科レジデント(サブチーフを務める)
    • 2013年 獣医腫瘍科認定医1種取得
    • 2014年 日本獣医がん学会理事就任現在に至る

    所属学会・研修:

    • 日本獣医がん学会
    • 獣医麻酔外科学会
    • 獣医整形外科AOprinciplesCorse研修課程終了
    • RECOVER BLS&ALS 研修課程終了

    主な執筆・学会発表

    • 2003年~2007年 「犬の健康管理」 ANIMAL WORLD連載
    • 2005年 「拡大乳腺切除および補助的化学療法により,良好な経過が得られた猫乳腺癌の1例.」(第26回動物臨床医学会年次大会)
    • 2006年 「血管周皮腫の臨床的研究」(第27回動物臨床医学会年次大会)
    • 2008年 「外科切除および放射線治療を行った高分化型線維肉腫の2例」(第27回日本獣医がん研究会, JONCOL2008/No.5)
    • 2009年 「特集:血管周皮腫」 (InfoVets 2008/8月号)
    • 2010年 『小動物臨床腫瘍学の実際』 翻訳参加 (Withrow & MacEwen's Small Animal Clinical Oncology 4th ed.)
    • 2010年 「外科切除を行い良好な経過が得られた乳頭状扁平上皮癌の1例」(第30回獣医麻酔外科学会)
    • 2010年 「肝破裂による血腹が見られた猫の肝アミロイド―シスの一例」(第19回中部小動物臨床研究会)
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