【浜松市近隣にお住いの猫の飼い主様へ】猫のキャリートレーニングで通院ストレスを減らしましょう!

「病院に行こうとすると隠れてしまう」

「キャリーを見るだけで逃げる」

「診察後に何日も機嫌が悪い」

このようなお悩みはありませんか?

実は、多くの猫ちゃんにとって動物病院への通院は非常に大きなストレスです。しかし、普段からキャリートレーニングを行うことで、通院時の不安や恐怖を大幅に軽減することができます。

今回は、猫ちゃんが安心して病院へ来られるようになるための「キャリートレーニング」についてご紹介します。

 

 

♦なぜ猫は病院が苦手なの?

猫は環境の変化に敏感な動物です。病院へ行く際には次のようなストレスが重なります。

① 不快な状態

・痛み

・発熱

・吐き気

・病気による体調不良

② 思い通りにできない

・強制的にキャリーへ入れられる

・逃げられない

③ いつもと違う環境

・車での移動

・知らない場所

・知らない人

・車の音

・犬の鳴き声

・待合室の音

➃ 診察や検査

・身体を触られる

・保定される

・採血や検査

これらのストレスが積み重なることで、猫ちゃんは「病院=怖い場所」と学習してしまいます

 

 

♦キャリーは普段から出しておくことが大切!

多くのご家庭では、病院へ行く時だけキャリーを出しています。

しかし猫にとっては、

「キャリーが出てくる=嫌なことが起こる」

という認識になってしまいます。

そこでおすすめなのが、キャリーを常に生活空間に置いておくことです!

猫ちゃんが自由に出入りできるようにしておくことで、キャリーが日常の一部になります。

 

 

♦理想的なキャリーとは?

病院に連れて行く際には以下のようなキャリーがおすすめです

ハードタイプのプラスチック製

         

・丈夫で安全

・安定感がある

・洗浄しやすい

さらに、上部が取り外せるタイプが理想です

上部を外せることで、

・無理に引っ張り出さなくてよい

・キャリー内で診察できる

・猫のストレスを減らせる

というメリットがあります。

♦避けたいキャリー

以下のタイプはあまりおすすめできません。

リュック型

・揺れが大きい

・猫が落ち着きにくい

布製キャリー

・安定性が低い

・清潔維持が難しい

・開閉時に脱走しやすい

ハーネスのみ

・脱走の危険性があるので1番危険です

猫の安全のためにも、しっかりしたハードキャリーを選びましょう。

        

♦キャリーを好きになってもらう方法

 

 

♦病院へ行く当日のポイント

キャリーを布で覆う

猫は視界が遮られると安心します。薄手のタオルや毛布で覆いましょう。

フェロモン製剤を活用する

病院へ行く15分ほど前に、キャリー内・タオルへ猫用フェロモン製剤をスプレーすると安心感が得られます。

キャリーは水平に持つ

ハンドルだけで持つと大きく揺れます。

片手で底を支えながら運ぶことで、揺れを最小限にできます。

車内では固定する

シートベルトなどで固定し、急な揺れを防ぎましょう。

 

移動中に鳴いても扉は開けない

移動中に鳴き続ける猫ちゃんもいます。

しかし、車内や移動中にキャリーを開けることは非常に危険です。

脱走事故につながる可能性があります。

猫ちゃんが不安な場合は、静かな声で優しく話しかけてあげましょう。

 

 

♦帰宅後に気を付けたいこと

病院から帰った猫ちゃんは、病院の匂い・消毒薬の匂い・他の動物の匂いが付いています。

そのため、多頭飼育の場合は同居猫が警戒することがあります。

・帰宅直後は別室で休ませる

・無理に同居猫と会わせない

すぐに再会させると、威嚇・追いかける・ケンカにつながることがあります。

徐々に再会させるようにしましょう。

・匂いの再認識を促す

普段使っている毛布・ベッド・タオルなどを利用すると安心しやすくなります。

 

 

♦どうしても怖がる猫ちゃんには…

十分なトレーニングを行っても、病院への恐怖が非常に強い猫ちゃんもいます。

その場合は、

・ガバペンチン

・トラゾドン

などの抗不安薬の来院前投薬が有効な場合があります。

無理に連れて来るよりも、猫ちゃんのストレスを減らしながら診察できることが多いため、事前にご相談ください!

 

 

♦まとめ

猫ちゃんにとって理想的なのは、「キャリー=怖いもの」ではなく「キャリー=安心して休める場所」になることです。

日頃から少しずつキャリートレーニングを行うことで、

・通院ストレスの軽減

・診察の安全性向上

・病気の早期発見・早期治療

につながります。

 

TPC浜松動物総合病院では、猫ちゃんにできるだけストレスをかけない「キャットフレンドリー」な診療を心掛けています

キャリートレーニングや来院前投薬についてご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。