QOLとは

動物たち、大切な家族♥akn♥が年をとって

何かの病に倒れ、苦しい思いをするとしたら、、、。
やすらかな最期を看取るためには言葉を話せない家族の
「生活の質(QOL)」を理解するための ものさしせんひき が必要です。

「HHHHHMM(ふーむ)のQOLスケール」は、
カリフォルニアのAnimal Oncology Consultation Serviceの
院長 Dr. Alice Villalobosの考えた、ものさしです。

看病する私たちが理解するべき項目を、 7つにまとめたものです。

①Hurt(痛み)・・・・・まったく痛みがなく、充分に呼吸ができること
②Hunger(飢え)・・・飢えないこと、体にやさしく栄養補給すること
③Hydration(水分)・・水分補給ができて、脱水していないこと
④Hygiene(衛生)・・・清潔にして、ブラシをかけてやること
⑤Happiness(幸せ)・・楽しみや、心に安らぎを与えてやること
⑥Mobidity(可動性)・・自分で、または補助してあげれば動けること
⑦More good days than bad days(悪い日よりも良い日) ・・・調子の良い日が悪い日より多いか。生きていることにうんざりしていないか?

ドッグギャラリークリニック-HHHHHMM
7項目を10点満点で採点します。

点数はそれぞれの抱えている病気や年齢によって違うのですが、
70点中35点以上なら、ひとまず良い調子と考えてよいでしょう。

愛する家族のために何?ができるのか?
老齢動物の介護をどのようにすればよいのか?

最期の瞬間、どのように決断すれば良いのか(安楽死が必要か?)などなど、
悩んでいる飼い主さんは、 この方法で今の状況を客観的に見つめることができます。

よりよい看護・介護の手助けにもなるし、 気になる点数の項目があったら、、 担当の獣医さんとよく相談しましょう。

 

根治が目的ではない治療も
沢山あります。何が今必要か一緒に考えましょう。