動脈管開存症(PDA)とは
犬では最も多い先天性心臓病です。
愛犬に手を触れて、心臓の辺りでザーザーと異常音が感じられたら、この病気の可能性があります。
初期ではほとんど症状を示さないため、発見が遅れると心不全症状がみられるようになり、多くの場合3歳までに亡くなってしまいます。
詳しくは、過去記事「犬の動脈管開存症」 をご参考ください。
動脈管開存症(PDA)の症例紹介
シェットランドシープドッグ 2ヶ月齢 メス
ブレーダーさんから心臓に雑音があると聞いて譲り受けてきた。とのこと。
動脈管開存症(PDA)の検査所見
体重1.94kg 体温38.0℃ 心拍数140回/分
一般状態 :良好
超音波検査 :異常血流
レントゲン検査:特記すべき異常なし
仮診断 :PDA疑い
動脈管開存症(PDA)の治療
第9病日 「開胸による動脈管結紮術」実施
↓手術中画像をご覧になりたい場合は、クリックしていただくと大きな画像が開きます
麻酔に問題はなく、覚醒も良好でした。
術後の心臓エコー検査で異常血流が消失したのを確認。
動脈管開存症(PDA)の予後
手術後は健康な子と同様に寿命を全うすることができます。
術後6ヶ月の様子。すっかり元気です。
ご家族のご感想
最近はあまり見なくなりましたが、シェットランドが好きで5匹目です。
ブリーダーの方から預かった時点で心臓を患っていることがわかり、早々に手術をしていただき現在に至っています。
今はとても元気に走り回っています。
心臓病の治療など、犬猫の病気の治療をどうすれば良いか分からない場合は、いつでもご相談ください。
あれ??何か雑音がする?
そういえば体重が少ないかも・・・・
等々、何か異変を感じた場合は、当院までご相談下さい!!!
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