浜松市近隣の飼い主様へ |犬のくしゃみが続くと危険?原因と対策を獣医が解説
「最近、うちの犬がくしゃみをする回数が増えている気がする…」
「ただのくしゃみだと思っていたら、病院に行くべき症状だった!」
こうした悩みを抱えている飼い主様は多いのではないでしょうか?
犬のくしゃみは一時的なものもあれば、放置すると重症化する病気のサインであることもあります。
特に**「犬のくしゃみが止まらない」「犬のくしゃみと鼻水が続く」**という状態は要注意です。
本記事では、犬のくしゃみの主な原因や考えられる疾患、適切な対処法を獣医師の視点から詳しく解説します。
もし**「愛犬のくしゃみ、これって大丈夫?」**と感じたら、ぜひ参考にしてください。
犬のくしゃみの原因|こんな時は要注意!
犬のくしゃみには、生理的なものから病気までさまざまな原因があります。
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環境要因による刺激
犬は嗅覚が非常に敏感なため、環境の変化によってくしゃみをすることがあります。
✅ くしゃみを引き起こす環境要因
- タバコの煙、香水、芳香剤、洗剤などの強い匂い
- ホコリや花粉、カビなどの微細な粒子
- エアコンの風、部屋の乾燥、急激な温度変化
⚠ こんな場合は病院へ
- くしゃみが毎日続く
- 鼻水や鼻血が出ている
- 目の充血や咳を伴う
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アレルギー反応
犬も人間と同じようにアレルギーを持つことがあります。特に以下のアレルゲンが原因になりやすいです。
✅ アレルギーを引き起こす主な要因
- ハウスダスト、ダニ、カビ
- 花粉(特に春や秋に多い)
- 特定の食べ物や化学物質(シャンプー、洗剤など)
✅ アレルギー性くしゃみの特徴
- くしゃみと一緒にサラサラした鼻水が出る
- 皮膚のかゆみ、赤み、耳の炎症がある
- 季節性がある(花粉アレルギーの場合)
⚠ 放置するとどうなる? アレルギーは慢性化する可能性があり、悪化すると呼吸困難を引き起こすこともあります。
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感染症(ウイルス・細菌・真菌)
ウイルスや細菌に感染すると、くしゃみとともに鼻水、咳、発熱が見られることがあります。
✅ 犬のくしゃみを引き起こす主な感染症
- ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎):乾いた咳とくしゃみを伴う
- 犬ジステンパー:発熱や食欲低下も見られる
- 真菌感染(クリプトコックス症、アスペルギルス症):鼻水や鼻血が出る
⚠ 感染症が疑われる場合のサイン
- くしゃみが続き、黄色や緑色の鼻水が出る
- 発熱や食欲低下がある
- 他の犬と接触した後に発症した
犬のくしゃみが続く時の対処法|飼い主ができること
- 環境を整える
- 空気清浄機でホコリ・花粉を除去
- 室内を清潔に保ち、ダニ・カビ対策をする
- くしゃみが止まらない場合は動物病院へ
- くしゃみが1週間以上続く
- 鼻水が黄色や緑色で粘り気がある
- 鼻血が出る
- くしゃみとともに咳や息苦しさがある
まとめ|くしゃみが続くなら動物病院へ相談を!
犬のくしゃみは軽いものから重篤な病気のサインまでさまざまです。
特に**「くしゃみが止まらない」「鼻水や咳が続く」「鼻血が出る」**といった症状がある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
愛犬のくしゃみが気になる方は、お気軽にご相談ください。
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