トレーニング子犬を迎えたら

2019.07.06

★子犬のしつけ(学び)「ホールディング」★

子犬を飼い始めたら大事になってくるものが 「しつけ」です
しつけと言ってしまうと、お勉強的な感じになるのですが
犬と意思の疎通=お話をする=しつけと思ってもらえたらな~と思っています。
色々なサインをお互い認識しあうことで、気持ちが通じ合うようになります。

その為子犬のうちにやっておくことは、た―――くさんあります。
(社会化期も短いですしね)

そして今後の長い犬の人生を考えると、お互いを学びあう事は、やって損なものは1つもありません!
頑張りましょう

さて今回はホールディングについてです。

言葉を話すことのできないわんちゃんに やってもいいこと
やってはいけないことを、教えてあげることはとても大切です 。
ここが曖昧になってしまうとわんちゃんは混乱してしまうので注意が必要です

でも可愛い顔で見つめられるとついつい・・・・となりますが、ぐっと我慢!

ホールディングとは簡単にいうと「抱っこ」です。
ホールディングはわんことの、コミュニケーションを図る基本的なものの1つになりますのでオススメです♪  

正しいホールディングの図

やりかた

胸の前で手を組みしっかりと押さえます。
この段階で暴れたり手を噛んできたりしても、大人しくいられるようになるまで練習します。

最初は軽く、短時間から。
おやつを使用して行います。
(パピーパーティの時のことを思い出してくださいね!)
身体を反対にされるのが嫌がる子がほとんどです。

無理のないように、少しでもその姿勢になったら、すぐ解放します。
これを5分くらい繰り返します。

とにかくおやつを使用しながら、そして褒めながら!
楽しいことだよ~~~と、わんこに理解してもらう事が大切です。

 

 

そして段々と体を拘束されることを受け入れさせていきます。
初めてホールディングをするとすんなり受け入れる子もいますが
ヤダヤダ――――離して――――やめて――――と バタバタ暴れてしまう子もいます。

そんな時にビックリして抑えられずに離してしまうのは・・・

NGです

わんちゃんが暴れる ⇒ 飼い主さんが犬を離してしまう
これを繰り返しやってしまうとわんちゃんの頭の中では
嫌なことをされたら暴れれば離してくれるかも!!?と間違った学習をしてしまいます。

その結果ホールディングをやると力いっぱい暴れる様になり、
ひどくなると叫び声をあげたり、咬みついてきたりと エスカレートしていきます。
ホールディング練習の時に暴れてしまう場合は、暴れても離してしまわないように

このようにしっかりと抱え込んであげるといいでしょう!
それでも難しい場合は2人で行ってもいいです。

大事なのは諦めさせる事です。
中途半端にしてしまうのが1番もったいないですよ~!!  

そして全身の力が抜け諦めた時におやつをあげることで 、これが正しいことだよ!と教えることが出来ます。
これは1日に長時間たまーにやるよりも 毎日短時間でも続けて行う事が大事です 。
テレビをみながらや音楽を聞きながらなど、1日5分でも行うことが重要です。
 繰り返し行うことでわんちゃんは抱っこされること、拘束されることを受け入れ
ホールディング状態で リラックスすることができるようになります(^▽^)/
全身の力が抜け完全にリラックスできるようになればOKです。

 

 

元気いっぱいパワフルわんちゃんも練習をすることで、必ず大人しくホールディングができるようになりますよ!
ぜひトライしてみて下さい 

当院ではしつけに関するお悩みを受け付けています。
どんな些細な事でも構いません
ご相談がありましたら、下のバナーをクリックして下さいね!

 

 

 

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この記事を書いたひと

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浜松家畜病院

静岡県浜松市の動物病院です。診療対象動物は、犬、猫、ウサギ、ハムスター、フェレットなど。総合診察、予防接種 からがん・アレルギーなどの専門医療、食事や健康管理相談、しつけ相談まで幅広く対応しています。

このブログの監修

武信行紀(たけのぶゆきのり)浜松家畜病院院長

武信行紀(たけのぶゆきのり)

治療方針:恩師の言葉である「慈愛理知」(慈しみと愛をもって動物と飼い主に接し、理論と最新の知識をもって診療に当たる)を胸に、人と動物の絆に貢献します。

経歴:

  • 鳥取県鳥取市出身
  • 1999年 麻布大学獣医学科卒業
  • 2005~2009年 麻布大学腫瘍科レジデント(サブチーフを務める)
  • 2013年 獣医腫瘍科認定医1種取得
  • 2014年 日本獣医がん学会理事就任現在に至る

所属学会・研修:

  • 日本獣医がん学会
  • 獣医麻酔外科学会
  • 獣医整形外科AOprinciplesCorse研修課程終了
  • RECOVER BLS&ALS 研修課程終了

主な執筆・学会発表

  • 2003年~2007年 「犬の健康管理」 ANIMAL WORLD連載
  • 2005年 「拡大乳腺切除および補助的化学療法により,良好な経過が得られた猫乳腺癌の1例.」(第26回動物臨床医学会年次大会)
  • 2006年 「血管周皮腫の臨床的研究」(第27回動物臨床医学会年次大会)
  • 2008年 「外科切除および放射線治療を行った高分化型線維肉腫の2例」(第27回日本獣医がん研究会, JONCOL2008/No.5)
  • 2009年 「特集:血管周皮腫」 (InfoVets 2008/8月号)
  • 2010年 『小動物臨床腫瘍学の実際』 翻訳参加 (Withrow & MacEwen's Small Animal Clinical Oncology 4th ed.)
  • 2010年 「外科切除を行い良好な経過が得られた乳頭状扁平上皮癌の1例」(第30回獣医麻酔外科学会)
  • 2010年 「肝破裂による血腹が見られた猫の肝アミロイド―シスの一例」(第19回中部小動物臨床研究会)
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