去勢手術は、♂青男の子の精巣を摘出する手術です。

 

手術は麻酔をかけて精巣付近の皮膚を切開して行います。

去勢手術を行うと男性ホルモンの分泌が減って、男性ホルモンに関連して起こる病気や

行動を抑えることができます。

 

【去勢手術の時期】
ワンちゃん・ネコちゃんの場合、個体差はありますが、

通常生後6-10ヶ月で性成熟を迎えるといわれています。

そのため、海外では6ケ月齢以下での手術が推奨されています。

日本では多くの動物病院が6か月齢での去勢手術をお勧めします。

この時期は乳歯が抜けて永久歯に生え変わる時期でもありますので、

手術のついでにチェックしてもらうとよいでしょう。

 

手術は全身麻酔をかけて行うため、ワンちゃん・ネコちゃんの体調が良好カスパー103なときに行ないましょう。

また、手術後のケアや抜糸までの通院などがあるため、飼い主様も余裕をもって

手術に臨むことが必要となります。

手術時期については、ワンちゃん・ネコちゃんの体調や個々の成長の程度なども大きく関わってくるので、

検診をかねて一度、ご相談ください。

去勢手術については一般的に次のようなメリットとデメリットがあるといわれています。
【去勢手術のメリット】

・放浪やケンカなどの行動を抑える

・マーキングやマウンティングの改善

※行動の問題は全てのどうぶつで改善するとは限りません、飼主様が行うしつけが最善の治療です。

・肛門周囲腺腫という腫瘍の発生率を低下させる

・前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率を低下させる

・会陰ヘルニアを予防できる

・精巣腫瘍を予防できる

 

【去勢手術のデメリット】

・全身麻酔のリスク

・避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減るため、肥満になりやすい

 

ただし、・・・

全身麻酔に関しては、術前の検査や検診を行なうこと!

肥満に関しては、手術後に食事の量を調節していただくこと!

適度な運動を続けること!で、リスクが軽減できます。

 

手術の模様はこちら  → 

 

宏実先生今回も関係ない話満載でお送りしていますにっしっし