こんにちは!浜松家畜病院です。

今回はマイクロチップについてご紹介させていただきます

 

マイクロチップとは?? 😮 

直径2mm程の大きさで、生体適合 😮 ガラスを使用した円筒形の電子標識具です。

スイスDATAMARS社製の「アイディール」

 

チップには国コード・動物種コード・個体番号等が組み合わされた、世界で1つのID番号(個体識別番号)が記録されています。

ID番号はリーダーを使って簡単に読み込むことができます。

注入後のチップの耐久性は約30年と言われており、一度の埋め込みで、ほぼペットの生涯を通して有効です。

 

当院では、言葉が話せない愛犬・愛猫を守るために、マイクロチップの処置を行っています。

昨今、災害や盗難、さらに迷子や捨て犬・捨て猫などのトラブルが後を絶ちません。

この様なことからチップの装着を行うことが動物と暮らす人間側の責任・義務と考えています。

マイクロチップは愛犬・愛猫の社会的証明や身分証明になり、飼い主情報・動物情報・獣医師情報等の特定が可能になることで、

様々なトラブルから愛犬・愛猫を救うことができるお守りです。

 

例えば、事故にあった場合や迷子の時に動物の身元を確認したり、近年、発生が懸念される「東海大地震」においても、

混乱の中、言葉を話せないペットと飼い主を結びつける、最も確かな身元情報となります。  

でも、本当の目的は身分証明ではなく、動物を捨てる飼い主を減らすこと(心理的抑制)です。

マイクロチップを入れる動物が増えれば、捨てても保護して返されるので、

飼い主には最後まで面倒を見る責任が、より明確になるのです。

飼い主とはぐれて不幸な末路をたどる大切な命を無くすためにも、 みなさまのご理解をいただければ幸いです。

この機会にご検討ください。

 

追記:令和4年6月1日に「改正動物愛護法」が施行され,販売される犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務付けられることになりました。
犬や猫を家族に迎えいれた飼い主は自分の住所や氏名,電話番号を登録する必要があります
また、既にマイクロチップを装着し,民間登録団体に登録している飼い主さんは、民間登録団体に登録している情報を,環境省のデータベースにも登録していただくようお願いします。

・環境省のマイクロチップ登録Webサイトが令和4年6月1日から開始されるのに先立ち,登録を受け付けるWebサイトが開設されています

 犬と猫のマイクロチップ情報登録 環境省データベースへの移行登録受付サイト(外部リンク)

 URL:https://www.aipo.jp/transfer

 令和4年5月31日までは無料です。(令和4年6月1日以降に登録する場合は手数料が必要になります。)

詳細については,環境省 「犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A」https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/chip.html
をご覧ください。