院長のブログ子犬を迎えたら

2013.02.05

避妊手術のメリット、デメリット

避妊手術は、ミニチュアダックス女の子の子宮と卵巣(動物病院によっては卵巣のみ)を摘出する手術です。

手術は一般的に、全身麻酔をかけてお腹を開けて行います。

避妊手術を行うと、女性ホルモンを分泌する卵巣がなくなるために発情もなくなり、

妊娠や女性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができるといわれています。

 

 

【避妊手術の時期】

ワンちゃん・ネコちゃんは、一般的に生後6-10ヶ月で初めての発情を迎えます。

これより前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍になる確率が低くなるといわれていますので、

海外では6ケ月令以下での手術が推奨されています。

日本では多くの動物病院が6か月齢での避妊手術をお勧めします。

 

この時期は乳歯が抜けて永久歯可愛い歯3に生え変わる時期でもありますので、手術のついでに

チェックチェックしてもらうとよいでしょう。

ただし、手術は全身麻酔をかけて行うため、ワンちゃん・ネコちゃんの体調が良好♥akn♥なときに

行なうとよいでしょう。

また通常、手術後のケアや抜糸までの通院などがあるため、飼い主さまも時間的な余裕をも持って

手術に臨む必要があります。

 

手術の時期については、動物の体調などが大きく関わってくるので、検診をかねて一度、ご相談ください。

※    犬ワンちゃんでは発情が訪れると、陰部からの出血がみられます。

この出血を発情出血(生理)といいます。

びっくり猫ネコちゃんは、発情が訪れた場合でも陰部からの出血はみられませんが、

大きな声で鳴いて体をゴロゴロと床にこすりつけたり、腰の辺りを触るとお尻を持ち上げる

ような動作をします。

 

また避妊手術については、一般的に次のようなメリットとデメリットがあるといわれています。

 

 

【避妊手術のメリット】

・発情がなくなる

・不必要な交配・妊娠を避けられる

・生理が訪れた後の偽妊娠と呼ばれる症状をなくすことができる

・子宮蓄膿症という子宮の中に膿が溜まる病気を予防できる

・卵胞嚢腫などの卵巣疾患を予防できる

・ 乳腺腫瘍の発生率を低下させることができる

(1回目の発情前に避妊手術をすることで、発症率が非常に低下するが、

年齢を重ねてからの避妊手術では発症率に変化は見られないといわれています)

 

 

【避妊手術のデメリット】

・ 全身麻酔のリスク

・ 避妊手術後は手術前よりも代謝エネルギー量が減り、太りやすくなる傾向にある

ただし、・・・

全身麻酔に関しては、術前の検査や検診を行なうこと!

肥満に関しては、手術後に食事の量を調節していただくこと!

適度な運動を続けること!で、リスクが軽減できます。

 

この記事を書いたひと

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浜松家畜病院

静岡県浜松市の動物病院です。診療対象動物は、犬、猫、ウサギ、ハムスター、フェレットなど。総合診察、予防接種 からがん・アレルギーなどの専門医療、食事や健康管理相談、しつけ相談まで幅広く対応しています。

このブログの監修

武信行紀(たけのぶゆきのり)浜松家畜病院院長

武信行紀(たけのぶゆきのり)

治療方針:恩師の言葉である「慈愛理知」(慈しみと愛をもって動物と飼い主に接し、理論と最新の知識をもって診療に当たる)を胸に、人と動物の絆に貢献します。

経歴:

  • 鳥取県鳥取市出身
  • 1999年 麻布大学獣医学科卒業
  • 2005~2009年 麻布大学腫瘍科レジデント(サブチーフを務める)
  • 2013年 獣医腫瘍科認定医1種取得
  • 2014年 日本獣医がん学会理事就任現在に至る

所属学会・研修:

  • 日本獣医がん学会
  • 獣医麻酔外科学会
  • 獣医整形外科AOprinciplesCorse研修課程終了
  • RECOVER BLS&ALS 研修課程終了

主な執筆・学会発表

  • 2003年~2007年 「犬の健康管理」 ANIMAL WORLD連載
  • 2005年 「拡大乳腺切除および補助的化学療法により,良好な経過が得られた猫乳腺癌の1例.」(第26回動物臨床医学会年次大会)
  • 2006年 「血管周皮腫の臨床的研究」(第27回動物臨床医学会年次大会)
  • 2008年 「外科切除および放射線治療を行った高分化型線維肉腫の2例」(第27回日本獣医がん研究会, JONCOL2008/No.5)
  • 2009年 「特集:血管周皮腫」 (InfoVets 2008/8月号)
  • 2010年 『小動物臨床腫瘍学の実際』 翻訳参加 (Withrow & MacEwen's Small Animal Clinical Oncology 4th ed.)
  • 2010年 「外科切除を行い良好な経過が得られた乳頭状扁平上皮癌の1例」(第30回獣医麻酔外科学会)
  • 2010年 「肝破裂による血腹が見られた猫の肝アミロイド―シスの一例」(第19回中部小動物臨床研究会)
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