子犬・子猫の哺乳について
子犬が産まれたら、人間と同じように哺乳トレーニングが必要です。
出産後すぐに初乳を与えることは新生児の免疫獲得に大変重要です。
哺乳の際には排尿・排便の刺激とマッサージも欠かせません。
哺乳が与える子犬への効果
初乳は出産後〜数時間までに与えるのが望ましいと言われています。
初乳免疫により、感染症予防に関わる母犬の免疫情報を受け取ります。
また、健康な腸内細菌の成長を促進するとも言われています。
母犬は哺乳の際に子犬の体をよく舐めて、排泄刺激や血行促進のマッサージを行なっています。
そのため、人が補助する際も排尿・排便の刺激とマッサージは欠かせません。
子犬の哺乳は母子ともに練習が必要
母犬の全てが初めから哺乳をするわけではありません。
初産の母犬は子犬のお世話になれていませんから、ストレスのないように補助してあげる必要があります。
哺乳の仕方(母犬の補助)
モデルお母さんはボーダーテリアのマーちゃん
出産のために浜松家畜病院に短期入院中です。
本来は自宅出産が望ましいのですが、オーナーさんのご都合で短期ステイの際に哺乳の補助をさせていただきました。
※オーナーさんは有名犬舎の方で、ドッグショー出陳の為、今回特別にお預かりしました。
さあ、哺乳始めますよ!
まずはクッションに寝かせて小さい子からお乳を吸わせていきます。
小さい子は大きな子に比べ、哺乳力も弱く一番吸いやすい場所を得ることができない為
人間が介入する場合は、必ずおチビちゃんから飲ませてあげてください。
と、その前に
肛門等を刺激して、排便、排尿をさせてあげましょう。
おかあさん、リラックスしてます。
すごい格好になっていますが…
子育中は、外見なんて気にすることはできない!
お母さん頑張ります!
一方子供達はというと……
みんな思い思いの形で、甘えています。
さあ、お腹いっぱいです。お部屋に戻りますよ〜
目を離したすきに、お母さんも入ってしまいました・・・
狭いよ………。
まーちゃん、上手にお母さんになれました。すくすく育ってくださいね。
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