こんにちは、浜松家畜病院です

本日はフィラリア症についてお話ししたいと思います。

犬フィラリア症（犬糸状虫症）は蚊が媒介となり感染する病気です。

蚊が動物を刺した時、血の中にフィラリアの幼虫が入っていると、

蚊が血と一緒に幼虫を吸い込みます

そして再び蚊が血を吸う時に、まだ目に見えないくらい小さな幼虫が、

今度は蚊の唾液とともに動物の皮膚へ潜り込んで感染します。

皮膚に潜り込んだ幼虫は、数ヶ月かけて皮膚から血管に移動し、

血流にのって最終的には心臓や肺動脈に達し成虫になります

心臓等に達すると血流を悪化させ、内臓の機能に悪影響を及ぼします

最悪の場合死に至る可能性のある病気です

　フィラリア症にならない為には予防薬を投与する必要があります

フィラリア症の予防薬は蚊に刺されないようしたり、

寄生虫が体内に入るのを阻止する効果があるわけではなく、

薬を投与した後に体内へ入ってきた幼虫を駆虫する効果があります

投与期間は蚊の発生時期に合わせた4月頃から12月頃までですが、

最近は地球温暖化の影響もあり、蚊の活動時期間も延びてきているので

上記の月のみに関わらずその時々に応じて投与しましょう

幼虫がいる状態で予防薬を投与するとアレルギーにより

ショック状態を引き起こす危険があるため、予防薬を投与する前に

必ず血中に幼虫がいないか確認するための血液検査を行います

そして、幼虫がいない事を確認した上で予防薬を投与します。

当院ではフィラリア検査は当日すぐに結果がわかります。

費用は3000円+消費税です。

お気軽にご相談くださいね