スタッフブログ

2013.02.16

猫が人を元気にするのは寄生虫のせい??? Vol.2

皆さん こんにちは

 

先日の猫が人を元気にさせるのは寄生虫のせい? Vol2でございます

 

そんなに間をあけることなく

しっかり記事を書いている私 えらいと思いませんかえらい

→ 誰に対してのアピール????

とまぁそんなことは置いておいて

 

今日はやっと本題

 

猫が人を元気にする科学的な根拠 寄生虫のなせる技?

石 弘之 2012年4月16日 日経オンラインより

コチラの記事

 

寄生虫研究室出身の私はもうびっくりエ!

 

寄生虫って凄いスゴイって改めて思っちゃいました

 

では皆さんもこの寄生虫の持つ不思議な力を感じてくださいませこれ↓

 

昔からネコは、幸運や商売繁盛を呼び込む「福ネコ」としてかわいがられ、

魔除けや疫病払いの効果があるとされてきた。

一方で「妊婦がネコを触ると流産する」とする警告もある。

↑コチラについては前回の記事参考にしてくださいね

 

しかし、この2~3年で欧米の研究者からネコのもつ不思議な力の源が

病原体の「原虫」にあるとする研究が多く発表されているようです。
■トキソプラズマがネズミの行動を変化させる

健康なネズミはネコの尿の臭いには敏感で、ネコの出没する場所は避けて行動する。

天敵のネコに食べられないような回避行動を身につけたのだ。

ところが、ネコのフンを食べることなどでトキソプラズマに感染したネズミは、

行動が変わってしまう。

ネコの尿の臭いに誘われるようにうろうろ徘徊して、ネコに食べられやすくなる。

食べられれば、原虫はふたたびネコの体内に戻って繁殖の場を確保できる。

つまり原虫は、繁殖のためにネズミを操っているのだ。

 

 

 

お~~~~

ここまで読んだ時点で私はへぇを10連発していますが

皆さんはどうですか???

 

(でもこういった宿主に捉われやすくするための工夫 結構あったりするんですよ)

 

 
だが、なぜネズミの行動が変わるのかはナゾとされてきた。

近年トキソプラズマのDNAの解析が進んだ結果、

脳内物質のドーパミンの合成に関与する酵素の遺伝子があることが突きとめられた。

この原虫に寄生されたネズミは、ドーパミンを分泌して

「威勢よくなって」をネコを恐れなくなったというのが仮説である。

 

まじですかわぁお

本当 この世の中って上手い事考えられていると思いませんか?

飽きちゃったかた続きも(は?)面白いので ぜひ読んでくださいね

 
そして、人もまたトキソプラズマに操られて、ドーパミンによって

脳内の化学物質の伝達の一部が変えられている、とする研究論文が増えている。

トキソプラズマの慢性感染で人の行動や人格にも変化があらわれ、

ときには精神疾患も引き起こすというのだ。

まっとうな研究者がかかわっているので「トンデモ説」と無視できないところがミソだ。

ドーパミンは、脳内で神経伝達物質の1つとして極めて重要な役割を果たしている。

「脳内麻薬」ともいわれ、人が快感や感動を覚えたときに脳内で放出される。

スポーツ観戦で興奮したり音楽を聴いて感動したりしたようなときに、

脳内でドーパミンが放出されることは実験的に確かめられている。

ドーパミンの役割は、興奮作用のほかに行動を起こす場合の動機づけとして分泌されることも、

明らかになってきた。

人は無意識のうちに行動を起しているようでも、それぞれの状況でその行動が必要だと判断して動く。

このときに、脳内でドーパミンが分泌されるのだ。

私が一番へぇへぇを連発したのはここから

 

■トキソプラズマ感染とサッカー強豪国の関連は?

トキソプラズマに感染した人は、世界人口の3分の1程度と推測されるが、

地域によって大きな差がみられる。

ガーナでは92%もあるが、日本人では20~30%と推定される。

ネコの放し飼いや生肉を扱うなどの習慣や食文化の差が大きいとみられる。
スタンフォード大学の神経科医パトリック・ハウス博士は国民のトキソプラズマ感染率と

サッカーの強さには相関関係がみられるという面白い見解を示した。

ブラジルブラジル(感染率67%)

アルゼンチンアルゼンチン(52%)

フランスフランス(45%)

スペインスペイン(44%)

ドイツドイツ(43%)など強豪国は感染率が高いというものだ。

 

このなかには過去10回のワールドカップの優勝国がすべて含まれている。

イギリスやイタリアは、例外的にトキソプラズマ感染率が低いサッカー強国という。

 

ハウス博士は、トキソプラズマに感染すると男性ホルモンのテストステロンの分泌が増えるので、

積極的、攻撃的になってこれがサッカーを強くするというのだ。

 

 

 

 

嘘のような本当の話?

みなさんはどう思います

日本もサッカー強くなるために

(サッカーといわず外交もね)

みんなトキソプラズマに感染したほうがいいのでは な~んてアホか

 

そしてブラジルの感染率の高さ 野良ネコちゃんの多さだけではなく

一説にはシュラスコなどの生肉を食べるからだと言われているみたいだけど

どうなんだろう??

最近食べる事の出来ない生肉

私も結構好きなんだけどな~~~

この記事を書いたひと

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浜松家畜病院

静岡県浜松市の動物病院です。診療対象動物は、犬、猫、ウサギ、ハムスター、フェレットなど。総合診察、予防接種 からがん・アレルギーなどの専門医療、食事や健康管理相談、しつけ相談まで幅広く対応しています。

このブログの監修

武信行紀(たけのぶゆきのり)浜松家畜病院院長

武信行紀(たけのぶゆきのり)

治療方針:恩師の言葉である「慈愛理知」(慈しみと愛をもって動物と飼い主に接し、理論と最新の知識をもって診療に当たる)を胸に、人と動物の絆に貢献します。

経歴:

  • 鳥取県鳥取市出身
  • 1999年 麻布大学獣医学科卒業
  • 2005~2009年 麻布大学腫瘍科レジデント(サブチーフを務める)
  • 2013年 獣医腫瘍科認定医1種取得
  • 2014年 日本獣医がん学会理事就任現在に至る

所属学会・研修:

  • 日本獣医がん学会
  • 獣医麻酔外科学会
  • 獣医整形外科AOprinciplesCorse研修課程終了
  • RECOVER BLS&ALS 研修課程終了

主な執筆・学会発表

  • 2003年~2007年 「犬の健康管理」 ANIMAL WORLD連載
  • 2005年 「拡大乳腺切除および補助的化学療法により,良好な経過が得られた猫乳腺癌の1例.」(第26回動物臨床医学会年次大会)
  • 2006年 「血管周皮腫の臨床的研究」(第27回動物臨床医学会年次大会)
  • 2008年 「外科切除および放射線治療を行った高分化型線維肉腫の2例」(第27回日本獣医がん研究会, JONCOL2008/No.5)
  • 2009年 「特集:血管周皮腫」 (InfoVets 2008/8月号)
  • 2010年 『小動物臨床腫瘍学の実際』 翻訳参加 (Withrow & MacEwen's Small Animal Clinical Oncology 4th ed.)
  • 2010年 「外科切除を行い良好な経過が得られた乳頭状扁平上皮癌の1例」(第30回獣医麻酔外科学会)
  • 2010年 「肝破裂による血腹が見られた猫の肝アミロイド―シスの一例」(第19回中部小動物臨床研究会)
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