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皆さんこんにちは。ペットショップLaLaです。

はじめてのブログupでちょっと緊張気味です!happy01

1回目なのでまずペットショップLaLaの紹介からdog

 

ペットショップLaLaは浜松家畜病院オフィシャルショップ、

浜松トリミング専門学院施設ショップです。

なので、学院の生徒と一緒に日々技術向上を目指しスタッフ一同頑張っています!rock

 

トリミングのカットや授業風景などこれからupしていきたいなと思っています。

温かい目で見守っていただけたらなと…shine

よろしくお願いします!

 

 

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フーちゃんは8歳のミニチュアシュナウザー

最近、呼吸が荒く咳をするといって来院されました。

身体検査では特に異常は見つかりませんでしたが、

胸部レントゲンで肺に「しこり」が見つかりました。

 

初診時

犬の肺は全部で7葉に分かれています(人は5葉)。

フーちゃんの左の真ん中の肺葉には3.5㎝のしこりがあります。

前縦郭のリンパ節も腫れているようです。

通常なら手術をしないという選択肢もありますが、

相談の上、飼主さんは手術をすることを決心しました。

今回の手術は病理検査と症状の緩和が目的です。

手術ではまず左の肺葉をしこりごと摘出、リンパ節は温存しました。

病理検査の結果は「組織球肉腫」

現在、犬の原発性肺腫瘍では最も治療が難しい癌の一つです。

ただ、手術の後はあんなにつらかった咳と呼吸困難が嘘のように消え、

フーちゃんは元気に走り回れるようになりました。

組織球肉腫は手術と抗がん剤治療で3か月という予後が報告されています。

すでにリンパ節転移がある今回の場合、予後は厳しいと考えられました。

そのため、オーナー様の希望で術後は消炎剤と咳の治療をメインに行うことにしました。

 

ところが、、、

 

フーちゃんはみるみる元気になり、、

 

そのまま10ヵ月間も生存したのです。

 

これは人間でいえば4~5年に値します。

 

組織球肉腫はたいへんむずかしい腫瘍で、

海外ではCCNUという抗がん剤が使用されていますが、

手術で取りきれない場合の生存期間は100日程度、

しっかり切除できて転移がない場合の生存期間は500日以上と報告されています。

 

犬種特異性があり、

フラットコーテッドレトリバー

ゴールデンレトリバー

バーニーズマウンテンドッグ

コーギー

に多いとされていますが、近年日本では

ミニチュアシュナウザーにも増えているようです。

当院でもシュナウザーで数例経験していますが、

シュナウザーの組織球肉腫は比較的おとなしいものが多いように感じています。

 

このような術前診断で確定できない腫瘍では、

 

外科手術が診断と治療を兼ねる事もあります。

 

こんな時、私たちはフーちゃんのような今まで経験した症例をもとに、

 

将来の予測を立ててアドバイスをします。

 

そして、できるだけ飼い主様の目線に立ってご相談するようにしています。

 

 

参考文献:CCNU for the treatment of dogs with histiocytic sarcoma. Skorupski KA,  et al. J Vet Intern Med. 2007.

Long-term survival in dogs with localized histiocytic sarcoma treated with CCNU as an adjuvant to local therapy.

Skorupski KA, et al. Vet Comp Oncol. 2009.

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猫の乳腺腫瘍の発生率はヒトやイヌの半分以下です。
が、、、、

 

悪性の癌である確率は約85%とされています。
チャーちゃんは13歳の時に左第二乳腺に小豆くらいのしこりが出来ました。


1ヶ月ほどで3cmほどに増大したため、当院に来院されました。
検査の結果、、、乳腺癌ステージⅢ(T3bN1bM0)と診断。
片側の乳腺切除手術を行いました。
手術後の病理検査でリンパ節はがん細胞で埋め尽くされていました。

 

このような猫の乳癌は非常に進行が早く、
過去の文献上ではおよそ6ヶ月の生存期間と報告されています。
ただ、幸いなことに肺転移は見られていません!
オーナー様は抗がん剤「カルボプラチン」の治療を希望されました。
近年、この薬のおかげで猫の乳腺癌の予後が飛躍的によくなっています。

(データ:2005年 第26回動物臨床医学会での発表より)

チャーちゃんはその後、約2年間にわたり生存しました。

ちなみに、、、

 

犬も猫も乳腺腫瘍は、

 

早期に避妊手術をした子には、

 

ほとんど発生しないことがわかっています。

 

病気の予防として、避妊手術も大切ですね。

 

 

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sunこんにちはsun

 

みなさん動物介在介入という言葉はご存知でしょうか・・・?

簡単に言うと「アニマルセラピー」というものです。

みなさんもテレビなどで聞いたことある方もいるのではないでしょうか・・☆

 

アニマルセラピーという言葉日本で作られた造語らしいのですが、正式には動物介在介入といいますdog

動物介在介入とは文字の通り動物を介入させておこなう活動のことを言います。

この中でさらに実施する活動の目的や内容に応じて

① 動物介在活動

② 動物介在教育

③ 動物介在療法  の3つに分類されています!

 

浜松家畜病院ではその中の1つである動物介在活動を行っております。

動物介在活動とは参加者が犬とふれあいや一緒にレクリエーションを行いQOLの向上を目的としたものです :-P

あとの2つについてはまた後ほど書かせていただきますね。

 

活動報告もかねて書かせていただきます!

前回実施したのは12月頃で、 デイケアセンターに訪問し高齢者の方々とふれあいやゲームをしましたclover

 

訪問したのは袋井市にあるアサヒサンクリーンデイサービスセンター愛野さんです。

2回目の訪問となりました!!

 

とにかく楽しく終わってほしいと 私も司会進行でガチガチでしたが、 参加者の方々は大盛り上がりで安心しました・・・☆

やっている私たちも本当に楽しい時間を過ごさせていただきました!

 

活動に一緒に行ったのは浜松家畜病院スタッフやドッグギャラリーのスタッフ

浜松トリミング専門学校の学生さんや講師の方々と行いました。

 

1時間の活動はあっという間に終わり、 活動終了後 訪問先のスタッフの方からお話を聞きました(;*;)

 

参加者の方の中には犬が大好きな方はもちろん 犬が苦手の方もいられました。

しかし、普段はあまり見せない笑顔で笑っていたり、 みなさんとっても楽しそうな表情をしていたそうです

 

スタッフの方にも参加者の方にもまた是非来てほしいと 嬉しい言葉をかけていただきましたcryingshine

 

その言葉が聞けただけでも大成功と言っていいのではないかと 自分に甘くなりそうでしたが、 もっともっと楽しんで頂けるように努力していきたいと思います。

しかし、頑張ってくれたみんなには感謝感謝です☆

犬の力って底知れないですね・・・!!!

このような活動も今後少しづつですが増やしていきたいと思っています note

一般の飼い主さんの参加も大歓迎ですので、興味がある方は是非声をかけて下さいね(^∀^)/

 

 

動物介在教育インストラクター 若月遥子 (ASAET|動物介在教育・療法学会認定

動物介在活動・動物介在教育にご興味がある方は、上記学会HPを御参考ください。

浜松市近郊で「アニマルセラピー」を実施してみたい!という施設(学校、保育園、介護施設など)

の事業主さまは、浜松家畜病院にお問い合わせください。

↓ ↓ お問い合わせはコチラから ↓ ↓

図1

 

 

 

 

 

 

 

 

(*参加者の方々の写真はデイサービスセンターの方に

許可を得た上で掲載させていただいております)

 

 

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犬の皮膚腫瘍で最も多いとされる肥満細胞腫、

なかでもパグはこの腫瘍の発生が非常に多い犬種で知られています。
症例はハルちゃん、12歳のパグです。

5~6年前からある皮膚のしこりをかかりつけの動物病院で2度切除しましたが、

傷が治りにくく、すぐに再発を繰り返しています。

今回はひどい嘔吐と呼吸が荒いということで来院されました。

 

腫瘍診断は肥満細胞腫、ステージ3(多発)でリンパ節浸潤無し。

肥満細胞は様々な化学物質を含む顆粒を持っています。

 


↑細胞の中や外にある赤紫色のツブツブが顆粒です。

嘔吐は顆粒に含まれる「ヒスタミン」という化学物質による消化管潰瘍、

呼吸促迫は同じ物質が引き起こした肺水腫によるものでした。

また、手術の後に傷が治りにくかったのは、別の化学物質、

「ヘパリン」や「蛋白分解酵素」の作用だったと思われます。

 

 

これは典型的な腫瘍随伴症候群です。

(*腫瘍そのものではなく、腫瘍が分泌する化学物質が引き起こす症状のこと。)

ほおっておけば、それだけで命にかかわる危険な症状ですから、

腫瘍の治療と並行して、対応する必要があります。

ハルちゃんにはまず胃薬や利尿剤による腫瘍随伴症候群の治療が必要でした。

 

 

幸い、治療が上手くいって元気にご飯が食べられるようになり、

飲み薬による腫瘍の治療を受けることが出来るようになりました。

癌は高齢の動物に発生しやすく、多くの合併症をはらんでいる危険があります。

皮膚のしこりを見つけたら、単純に切除するのではなく、

腫瘍の特徴を良く知り、詳しい検査で全身状態をしっかり把握してから、

治療をはじめる必要があります。